現環境において、あまりにも低い性能にようやくテコ入れが入ったHYDROID。
その低さは尋常ではなく、このゲームはどんなフレームでもある程度は性能に目を瞑って遊べる上に、マニアックなフレームを使う一定のファンがいるものですが、
ことHYDROIDのピック、またはファンは全く見かけない・・・というレベル。
絶滅危惧種を遥か通り越して、旧3番アビリティで常時沈んでいるUMAと考えられるほどに存在が危ぶまれていましたが、Ver34.0.0アップデートでようやく救いの手が!
そんな生まれ変わったHYDROIDを見ていきたいと思います。
どんなフレーム?
初出は2014年で、クラーケンなのかクトゥルフなのか、幽霊船の船長なのか、とにかく海の怪物をモチーフにしたフレーム。
全てのアビリティにCCがついていることが特徴的で、9年前はおそらく活躍の場があったのかもしれない。
リワーク前
パッシブ、1,2,3番アビリティ全てが死んでいた。
その中でも3番アビリティは水たまりを作って沈み、入ってきた敵を溺れさせる防御&CCを兼ねる特徴的なアビリティだったが、その間HYDROIDは特に攻撃もできず、溺れのダメージが高い訳でもない。
残念ながらサボり用アビリティとしか受け止められず、なぜ3番をわざわざ使うんだい?という意味でも特徴的すぎたため、リワークでアビリティそのものが消滅した。
かろうじて4番アビリティは増強MODを搭載することで、生やした触手で捕まえた敵を倒したときに、その敵からのドロップ率を+100%するという貴重な稼ぎ用アビリティとして注目を集めた。
しかし、肝心の触手は範囲内にランダムな場所に生えて、狙った敵をうまく捕まえてくれないだったり、Nekrosで敵を刻んだ方がドロップ率が高いことより、どこで使えばいいのかわからないアビリティ。
そんな感じでクソアビを詰め込まれた結果、HYDROIDは絶滅した。
リワーク後
全アビリティに強化が入り、特にパッシブアビリティと新規3番アビリティの組み合わせが見どころ。
取り立てて強力ではないが、使えない酷さではない中間くらいのフレームになり、これから使う人も出てくるのではって感じ。
詳しいところは続きのアビリティ詳細と、総評で見ていきましょう。
アビリティ詳細
パッシブ
HYDROIDが攻撃するだけで敵の装甲値が半分になり、リワーク後HYDROIDの持ち味である腐食異常と組み合わせると、敵の装甲値が全損する。
装甲値を削る手段は挙げきれないほど多くあるのだが、その中でも後述するアビリティと組み合わせて適当に殴るだけで装甲を全部吹き飛ばせることから、かなり有用なパッシブ。
リワーク前は近接武器で地面をバーン!すると触手が生えてくるというもので、実質パッシブがないようなものだったので、この置き換えはありがたい。
1番:TEMPEST BARRAGE
雨の嵐というか、爆発する水の砲弾を上空から降らせる。
旧アビリティの増強MOD効果がデフォルトになるよう強化され、
リワーク前は無属性だったがダメージが倍&腐食属性になり、転倒による簡易CC&腐食異常付与をそこそこの範囲にバラ撒けるようになった。
それでもそのまま使うと微妙だが、増強MODでかなり強化されるのが特徴。
腐食に加えて感染異常も付与できるようになり、1番アビリティを連打するだけでもある程度の敵は倒せるようになった。
2番:TIDAL SURGE
リワーク前とあまり変わってない。
腐食属性になったのと、突っ込んだ敵が吹っ飛ばずにまとまるようになったくらい。
余り使い所はないので、移植アビリティの枠にすることを推奨。
一応、増強MODを入れると疑似PSFみたいに運用することも出来る。
3番:PLUNDER
旧アビリティから置き換えられた、リワーク後HYDROID最強のアビリティ。
これ1つに効果が詰め込まれており、
発動すると周囲の敵の数に応じて、
・自身の装甲値強化
・自身の武器に腐食ダメージを追加
・敵の被腐食ダメージUPのデバフ
の強化を得ることが出来る。
特に2,3番目の効果が強力で、武器で腐食異常をかけられるため、銃や近接で殴っていれば敵の装甲がなくなり、グリニア勢力をカモれる。
ただ残念なのが、効果を詰め込んだせいか
・周囲の敵の数が多くないと、各効果値が小さい
・重ねがけすると、今の効果値を全てリセットしてしまう
というところ。
装甲値強化して、耐久力をこのアビリティに頼ろうとすると不安定になりがちなので気をつけたい。
幸いながら増強MODが強力で、効果値をあげるだけでなくヘルスも回復してくれるようになるので、HYDROIDを使うならこの増強MODは前提レベルで積みたいところ。
4番:TENTACLE SWARM
敵の位置をホーミングして捕まえてくれるようになった上に、捕まえた後にブルンブルン振り回さないよう強化された。
チャージして範囲と触手の数を増やすことはできなくなったが、上の効果がついただけでお釣りが来る。
単純にCCとして使いやすくなっただけでなく、
この効果も乗せやすくなったのが嬉しい。
でもドロップ率強化のフレームはKhoraやNekrosが強いので、このフレームに4番増強を積んでわざわざ運用することは少なそう。
リワーク後のビルド例と使い方
通常ミッション向け
3番の効果値をいかに伸ばすかで耐久力&攻撃力ともに変わるため、威力を最優先。
アビリティそのものの効果時間と範囲が優秀なので、次点でそれらを上げる。
効率は死ぬところをギリギリフォロー。
使い方は3番を常時維持して敵を殴るのみ。
殴る上で特に相性がいい武器が、増強MOD搭載したOCUCOR。
少し話が逸れるが、セカンダリ武器は「Hunter Munitions」がなく、「Hemmorrhage」を載せられる武器で強力なものも少ないため、出血異常を付与できず装甲持ちの敵への対応力が弱いというところがあった。
ただしリワーク後のHYDROIDのこれまで紹介した効果により、OCUCORの属性を感染+αにすることで、敵勢力がなんであれ消し炭に変えることができるように。
悪い言い方をすると、OCUCORに最適な発射台であり、
特にVer34.0.0で追加されたアビスゾーン攻略では猛威を振るう。
サーキット
あんたも好きねえ。
オーラ枠の極性が合いませんが、シルゲビルドにしたので「Brief Respite」のが良さげ。ただしシールド持ちのコーパスと相性悪いので、画像では「Shield Disruption」にしてます。
使い方は2番に移植したRoarと3番を維持して、1番をばら撒き続ける。
結構頑張って連打する必要あるんで、それはもう頑張ってください。
エネルギーに余裕あるなら4番を使っておくとより安全ですが、防御面はやはり弱いのでオーバーガードを持つエクシマスの相手するのはキツい。
総評
強化内容を発表されたDevStream見たときは、うーん弱そう・・・って感じでしたが
OCUCORのオプション、またはバフかけまくって増強1番連打といった役割があるので、まあ悪くないって感じ。
ネガティブ寄りな書き方ですが、やっぱ最新でリリースされているフレーム達が強すぎるのが悪いのであって、そんなに弱くはないです。
エンドレスミッションで粘らない限りは、趣味で鋼で運用するのに十分なスペックもあるので、これまで触ったことがないテンノもぜひ。
あとがき
ここに書くことを総評に書いたから書くこと無いよ。
Ver34.0.0でやることみたいなのまとめようと思ってるので、気分がのったら記事に書きます。