生まれて始めて返金を試みたゲームのレビュー、始めていきます。
※本記事内にはゲーム、及びそれに関連した対象について、
人によっては強すぎると感じられる表現が含まれます。
そういった表現が苦手、またはこのゲームが好きだという人は、以下本文の閲覧を控えていただくよう、お願いいたします。
用語定義
記事内で多用する、固有名詞や内容の紹介。
ーーーー【ゲーム外共通】ーーーー
■PK:プレイヤーキル。対人戦で人が操作しているキャラを攻撃して倒すこと。
■NPC:ノンプレイヤーキャラクター。ゲームに設定されている通り、自動で動くキャラ全般のこと。
■IP:版権のこと。有名なやつだと、ポケモンとかワンピースとか。
ーーーー【ゲーム内固有】ーーーー
■クレイドル:プレイヤーまたはNPCが操作する機体のこと。ガンダムで言うモビルスーツで、アーマード・コアで言うアーマード・コア。
■メイガス:プレイヤーの補佐をしてくれる人形AI。探索中のナビのみならず、拠点でも掃除や整備などかいがいしくサポートしてくれる相棒。性別や見た目はある程度カスタマイズ可。
■エンダーズ:NPCの敵として出てくるモンスターのこと。
特に厄介なムカデ型。他にも犬型とかクレイドル寄生型とかいる。
■マネー
ゲーム内通貨の名前。ゼルダの伝説ならルピーで、Warframeならクレジット。
■AO結晶:鉱石のような形で採掘できる、ゲーム内で重要なエネルギー源。イメージしやすく言うとマネーに換金できる赤い石炭。
■賞金首:PKを重ねる、または協会に脱退金を払って所属できるゲーム内陣営のプレイヤー。その名の通り、犯罪者みたいなもの。
■協会員:PKをしていない、または協会に裏金を払った賞金首が所属するゲーム内陣営のプレイヤー。AO結晶を採掘する炭鉱夫であり、協会の指示で動く雑用係。
■依頼:各陣営の協力組織からお願いされるおつかい。クリアすることで行けるマップが開放されたり、強いクレイドルや武器の作成が解禁されていく。
■ベイルアウト:クレイドルから緊急脱出して、拠点に即帰還すること。基本的に敵から攻撃されて体力が0≒死亡したときに使い、装備や入手済のアイテムは失う(ロスト)
■積載量:クレイドルごとに決まっている出力の値で、アイテムをどれだけ持てるかに影響する。この値が低すぎると、探索しても成果をまともに持ち帰ることができないので、めちゃくちゃ重要。
ちなみに、MAXの2/3以上にアイテムを持つと、重量制限で移動性能が落ちる。
ゲーム概要
'25/1/23に発売された、1人プレイ用シューターゲーム。
クレイドルを操作し、相棒のメイガスと一緒に崩壊した世界を探索して
・拠点の設備を強化する
・より強い装備を作る
・対人やエンダーズとの戦闘経験を積む
など、レベルアップを図りつつ、探索の幅を広げていく。
プレイ中の雰囲気をざっくり書くと、広いマップに約12人または20人放り込むから、
・各自でエンダーズを倒したり、アイテム集めていこう!
・出会った人は、味方とは限らないから注意して!
・無事に依頼をこなしたり、アイテム抱えて脱出できるように頑張っていこう!
って感じ。
ジャンルとしてはPvPvEにあたり、有名どころで例を上げると「Escape From Tarkov」(タルコフ)が近い。
これにメイガスの萌え要素?を足して、プレイヤーキャラをロボットにすれば、大体合ってる。
またこのゲームは、バンダイナムコグループの新規IPであるSYNDUALITYシリーズのメディアミックスの1つ。
2023年7月のアニメ放送に始まり、本来ならば時期をあわせて発売される予定であった。
プラモデルや漫画なども出ているが、IPとして大成功はしておらず、遅れながら挽回だと言わんばかりに発売を開始。
なお、その結果がどうなったと言うと・・・
レビュー記載時の状況
発売して約1ヶ月が経った、'2025/2/21当時のゲーム内容を元に記載。
大手プラットフォームを見ると、
Steam&PS5共に、評価は極めて低いと言わざるを得ず、Steamでは10人中7人が悪い評価を付けているほど。なかなか見れないことですよ、これは。
分かりやすく数字でこれはクソです、と見せつけられている状態ですね。
敢えてかばうとするなら・・・決してクソではなく遊べるゲームではあるが、プレイ中に感じる不満は多い。
中でも、バグ関連に絡む品質はバチクソにイカれており、擁護のしようがない。
その結果、Steamでは本来、返金条件はプレイ2時間未満&購入から2週間以内にも関わらず、長時間プレイでも返金がバンバン通っている有り様。
なんと基本的に返金がない、PS5ダウンロード版ですらそれなりに通ってしまっている惨状。
では何故、SYNDUALITYシリーズ復活の狼煙が、こうもヤバい呪物となってしまったのか。
そんな呪物をPS版で約100時間プレイし、協会員&賞金首陣営の両方を経験済。
さらに、金色バブリーな衣装がもらえるマジモンの苦行改め、協会員やりこみ依頼3苦のうち、1苦だけでもなんとかクリアした狂人が、真相をお伝えします。
良いところ
悪いところから書くと、それだけでお腹いっぱいになりそうなので。
評価は低いですが、それでも良いところはあります。
優れたマップデザイン
高台に登って、辺りを見回したところ。
グラフィックも綺麗で、広いマップに港や遺跡に樹林などなど、様々なタイプの地形が組み込まれており、探索を続ける中でも飽きにくい。
また特に優秀なのが、アイテムや敵の配置間隔。
たまにあるクソ探索ゲーだと、高速道路もビックリな何もない道を延々と走らされて、これは景色眺めるゲームか?ってのも多いんですね。
しかしこのゲームは、マップの端から端までイベントが敷き詰められており、どこに行っても発見がある。これは素晴らしい。
クレイドルの操作性
実際触らないと、イマイチ伝わないタイプの良さ。
ロボット系ゲームにありがちな、単純に足が遅いや、なんか動きがキモいみたいな感覚は全く無く、快適な操作性をしている。
さらに、高所からステップを踏むことで長距離を高速移動したり、ジャンプ中の空中制動もかなり効くなど、かゆいところにも手が届く。
プレイ時間の大半を占める移動でのストレスは、全く感じられない。
アニメからのクレイドル&メイガス参戦
これがデイジーオーガで、主人公機。
課金関連で基本入手することになるが、最悪はPKで強奪も可能。
これはみんな大好き、量産機のジャックボックスくん。
あとはアニメ出演していたメイガス、ノワールとミステルの2人を課金で入手可能。
もしアニメから入ったのであれば、それらを操作したり、触れ合える?というだけでも価値があるかもしれない。
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といったところで、ゲームのガワとなる部分は非常によくできている。
そのため、初めて少し遊んだくらいでは、意外といい感じだと錯覚するが、ここからが本番。
賛否両論
人によっては意見が分かれそうなもの。
タルコフと類似した(タルコフライク)ゲームジャンルについて
■他メディアミックス作品と合わない厳しいゲーム性
↑でも少しお見せしたアニメなどの絵柄もそうだし、他メディアミックス作品もそうだが、割と刺さりそうな人が多い、ロボットや萌え要素が好きな人向けなのが、元のSYNDUALITYシリーズ。
それに対し、タルコフライクはかなり人を選ぶジャンル。
基本的に出会った瞬間、即バトルになることが前提で、勝者総取りの世界であり、対人戦が下手な人は一生餌orゴミ拾いのまま。
さらに、敗者は装備や入手アイテムのほぼ全てをロストするため、失ったものを取り戻すだけで、かなりの時間がかかることからも、めっちゃシビア。
勝てばええんや!勝てば!というのはそうだが、そういうのは人口が多いや、スキルマッチングが正常に機能するゲームに限った話で、残念ながら全くあてはまらない。
好きな人は好きだし、PS5でこのジャンルはまだ少ないので、挑戦としてはいいのかも・・・しれない・・・。
でも元々取り込んでた層が、このジャンルを楽しめるのかと言うと・・・。
■PvPではなく、一方的なPKが多発する
賞金首と協会員の陣営で人が別れている中で、多数派は協会員でもある通り、多くの人はPKへの意識が低い。
すなわち、実際の人が操作するキャラクターをわざわざ攻撃して、物資を奪う猟奇的な思考の人は少なく、PKの経験も少ない。
そうした交戦の意思がない人を一方的に攻撃し、実質ノーリスクで全てを奪うことが容易で、人間性が試される。
また、これは大枠の一例であり、
・同じ陣営に所属している同士だと油断させ、不意打ちで殺しに来る
・脱出地点や人が多く通る場所に隠れ、一方的な狙撃で即死させてくる
・交戦意思がないエモート→背後を取った瞬間に奇襲
など、人面獣心のキ◯ガイに一方的に嬲られる要素マシマシで、なかなか楽しいことになっている。
ただし、タルコフライクはこういった要素はある程度仕方ない。
中途半端な陣営システムが実装されており、賞金首⇔協会員の乗り換えも簡単にできるので、裏切り&不意討ちが横行するというのがヤバい。
武器の火力調整ミス
今後修正予定らしいが、現時点でのスナイパーライフルが強すぎる。
探索メインならこれ1本、PKやるならそれ以外にもう1本って感じの武器選択肢。
というのも主に、瞬間火力が他武器と比べて非常に高く、発射前のチャージなども必要無い点が大きい。
エンダーズ相手なら1撃ですぐ倒せるし、PKでも開幕1撃当てれば超有利。
さらに、強化した実弾を発射するスナイパーライフルの火力は凶悪で、弱点にまともに当たった場合、耐えられるクレイドルはいない。
でも1本あれば十分だと、準備するのが楽でいいですね。
アサルトライフル?マークスマンライフル?そういえばそんなのあったね。
マネーの支出額がヤバい
設備強化にしろ、装備を揃えるにしろ、何をするにも多額のマネーを要求される。
始めたばかりなら1出撃で2万マネー稼げれば御の字で、ゲームに熟練したとしても1出撃で数十万マネー稼げれば良いところ。当たり前だが、死んだら全部ロストしておじゃん。
しかし使うときには一気に何十~百万単位で持っていかれるため、頑張っても全然足りない。
とにかくゲーム寿命を引き伸ばすために、やたらと支出が大きく設定されているばかりで、みんな貧乏。
でもこうしないと、すぐみんなゲームクリアしちゃうからね。
ちなみに最大効率なのは、協会員の状態で他の協会員1~2名を不意討ちで殺し、追い剥ぎをすること。
そうすると要注意協会員というやべー奴になれるのだが、この状態だと賞金首とマッチングしやすいので、そこで賞金首をPKして懸賞金をゲットする。
何回かやると、また協会員の状態に戻れるので、同じことを繰り返す。
無関係な視点から見ると笑えるが、もうちょっといい金策なかったんですか?
みんなにはー、今から殺し合いをしてもらいます
PS5版のみ。
ゲーム発売から1ヶ月。それまでは協会員の人は協会員の人としかマッチングせず、稀に不意打ちクソ野郎こそいるが、殆どの死因はエンダーズや足をすべらせましたぁ!程度で、どうぶつの森みたいな?牧歌的生活を楽しんでいた。
しかし、BR法は発令されてしまった。
どうやら今のマッチングシステムは、運営の不手際だったようで、これからは大量の賞金首が流入してきます。とのアナウンスから状況は一変した。
協会員は人の皮を剥いで金にするような、殺人鬼のお遊びに付き合わされることになり、多くの死体が転がる惨劇が繰り広げられることに。
もともとそういうゲームのはずでは?とも言えるが、どうぶつの森から急にバトルロワイヤル始めても、楽しめるわけねえだろ!と言われればそうである。
結果として、PS5版では現実や別ゲーへと多数のベイルアウトが行われ、今日も順調に蠱毒化は進んでいる。
悪いところ
すごく悪い。そして多い。
ゲームの品質が非常に低い
まず、まともにデバッグやテストを行っているとは考えにくく、プレイヤーからのフィードバックはその辺に捨てている。
■シーズンパスで金稼ぎ放題
修正済だが、罰則はなかった狂気の課金関連のバグ。
Apexのバトルパスや、ゼンレスゾーンゼロのエリーファンドの様に、デイリーで更新されるお題をクリアすると、そのクリアポイントに応じてアイテムがもらえる仕様がある。
それは良いのだが、最後までシーズンパスをクリア完了しても、その後一定ポイントごとにゲーム内ガチャが引ける仕様が仇となった。
リアル時間の0時~5時の間にゲームを再起動すると、デイリー分のお題が全て更新されるバグがあり、これを悪用することで、ゲーム内ガチャがなんと引き放題!
ハズレこそあるが、強いクレイドルパーツや高級素材が出てしまうため、発売当初で装備が整ってない弱クレイドルを轢き殺すのはもちろん、売却することで探索で稼ぐのがバカらしいほどの利益を得ることが出来た。
なお、本来パスを大きく進めようと思うと、課金が必須になるのもミソで、特にアルティメット版を買った人は・・・
■出撃した瞬間に即死
修正済だが、多くの人に心の傷を残したバグ。
今後過疎っても大丈夫な様に、出撃先のマップへは常時途中参加で人が追加されていくタイプのマッチング方式なのだが、ここで大活躍したのが地雷。
なんと重ね置きが可能で、設置場所を選ばない。
そのため、出撃地点にあらかじめ複数撒いておくことで、追加された誰かがそこで出撃して一歩動いた瞬間に~~~~地雷がドカン!装備は全てボッシュートになります!!またお待ちしてます~wwwwwって感じ。
何も考えなくともヤバいし、プレイへのモチベーションの下がり方がすごい。
なぜか修正にしばらくかかり、悪用されることは多く、出撃した瞬間に運を試されるすごい状況が続くことになった。
■保険金詐欺で経済崩壊
修正済。悪用したプレイヤーは制裁されたが、別の問題を引き起こした。
出撃した先で死んでしまったとしても、救済策として保険というシステムがある。
これは装備1つごとに保険をかけて、もし出撃先で死亡→装備ロストした場合は、かけたマネーの10倍を返還するというもので、なかなか良いシステム。
しかし、セーフポケットという死んでもロストしない枠に入れた装備に保険をかけて、出撃後に装備を付け替えた時、死んでも元のセーフポケットに入れた装備が戻って来る&保険金は満額返ってくる、とんでもねえバグがあった。
言わば、装備を出撃先で増殖させつつ、システムから大金を引き出すようなグリッチである。
より具体的に書くと、シーズンパスで入手できたラビット装備をセーフポケット保険し、出撃先で意図的にコマンド入力してベイルアウトすることで、1回につき最大250万マネーほど稼ぐことができた。
なお250万マネーはとても大きい額で、拠点設備が整っていないや、探索メインで稼ぐような人なら、何十時間もかかる。
それが3分で稼げます!すごいねえ!
当たり前だが、許されるわけなかった。
後日制裁として、悪用したと判断されたプレイヤーはBANや詐欺分の金額を所持金から差し引かれたが、なぜか普通にプレイしていた無関係の人まで制裁されて、借金を背負わされる始末。
そして最悪なのが、詐欺師のベイルアウト後に残された装備≒約250万マネーを拾った人へは、特にお咎めがない。
出撃したらその場に超高額装備落ちてて、すげえ儲かった!なんてのはザラで、この時点でそういった人とそうではない人の装備格差は歴然。
マジでどうしようもねえなこれ。
その後のゲーム寿命や、PK環境に大きな悪影響を及ぼした最悪のバグ。
正式版発売前から発見されていたが、運営が放置していたというのもポイント高い。
■銃から発射した弾が消える
未修正。
敵に弾が当たったエフェクトまで出るが、実際のダメージが出ない。
サーバーが死んでてラグってるのか、特に連射するタイプの銃で発生しやすく、これのせいで半分以上の武器がまともに運用できない状況が続いている。
ちなみにプレイしてるゲーム機の種類や、通信状況などは関係なく、等しく全員そう。
スナイパーライフルとショットガンだけが信用できる。極稀にこれらも弾消えるけどね。
クレイドルへの選択の余地がない
■おめーのクレイドルは実質1種類
ネットワークテスト時に使えたクレイドルが何故か消されて、シーズン2以降の水増しになっているというのは一旦置いといて、現時点でクレイドルは7種類います。
でも、基本的に使うクレイドルは、陣営ごとに購入できる1種類ずつです。
協会員だと、この加熱式電子タバコに手足が生えた、バードと呼ばれるクレイドル。
賞金首だと、映画版ワンピースのボス頭頂部みたいなオーガだけです。
なんでそうなるのかを他のクレイドル全部並べてお答えすると、
・ジャックボックス
0マネーで無限に購入&使えるノーリスク機体。
最低限にロスト損失を抑えるためか、格上のクレイドルへの特攻PK用に使われ、アイテムを持って帰らないと行けないのに積載量が低すぎる上、敵の攻撃を受け止めるための体力が低すぎる。
・ラビット
・デイジーオーガ
いわゆる高級クレイドル。
正攻法での入手には多額のマネーか、多くの素材が必要になる。
もちろん性能は高いが、その分PKを仕掛けられて奪おうとされる危険度も非常に高い。
これに積極的に乗る人は、PKをかなり意識して仕掛ける側、または初心者が多い。
・スパイダー
協会員のクレイドルその2。
バードと比べて体力は微妙に高く、エンダーズへの弱点ダメージやレアドロップ率があがる。
しかし積載量がジャックボックスと同レベルなので、アイテムを持ち帰れない。
・アンバー
賞金首のクレイドルその2。
スパイダーがエンダーズ向けなら、これはクレイドル向けでPK専用機。
同じく積載量は死んでおり、回復薬と弾薬を一式積むだけで、機動力が落ちる重量制限がかかる始末で、むしろPKには向いてない説まである。
ただし、多額のマネーと素材を注ぎ込んで作れる最大強化版では、積載量の問題がある程度解決し、対人戦に有利な特殊効果を多数持つ、凶悪なクレイドルに変わる。無論、常用は難しいので、あまり現実的ではない。
バードとオーガの画像貼っておきます。
■カスタマイズという概念は腕だけに存在する
Q:ロボットゲーなのに、機体をカスタマイズできないんですか!?
A:はい。
胴体、腕、足の3パーツでクレイドルは構成されますが、腕くらいしか変えません。
セットボーナスというのがあり、3種類同じクレイドルパーツにすると、積載量や体力の増加、機体ごとの特殊能力などが解禁されます。
この恩恵はかなり大きく、わざわざ別のパーツで分けるやつはいません。
ただし、スパイダー腕はエンダーズへ、アンバー腕はクレイドルへの弱点ダメージ増加効果を単体で持つため、お値段も安いことから、これだけは付け替えたり付け替えなかったりします。
ちなみにクレイドルの色を変えたり、デコレーションしたりとか、そういう見た目のカスタマイズすらないです。
同クレイドルでも強化版だと色変わるんですが、そのくらいですね。
他の人から見分けにくくなり、偽装に繋がるから無い!という公式発表が出ていますが、すでに色がダダ被りしてて見分けにくいクレイドルいます。
ちょっと何言ってるか分からない。
将来性がない
というのも、このゲームにはいわゆるワイプと呼ばれる、各プレイヤーの進行状況や資産のリセットが行われない。
全然嬉しくないのだが、それでも必要になる理由があり、それは一部の廃プレイヤーが重戦車化して、一般人を轢き殺すだけのゲームになるため。
PKがあり装備を奪える都合、そのスキルが高い人は物資やマネーを溜め込み、強い装備で一方的に強化され続け、極稀に負けたとしてもすぐ再出撃で取り返せるバランスになってしまう。
反対に、一般人はそういった人がいそうな地点にすら近づけず、ゴミ装備でゴミ漁りをするのみで、廃人のきまぐれ次第でそれすら無へ還されるだけになってしまうのだ。
しかしそういった人も救済できるように、ワイプがあるようなゲームだと、ゴミ漁りでもたまに高額アイテムを入手できたりします。
それを元手にPKの輪に入ることもできたり。装備一式ロストしても、取り戻しやすいバランスになるように。探索メインでのプレイングを楽しめるような。
そういうの無いです。
装備一式をロストした時の損害は極めて大きく、取り戻すためのも一苦労。
PK弱者や後続者は、無限に轢き殺されます。
そこまで人が残るのかすら怪しいですが、一応シーズン2が4月から始まるらしい。
もしそこで復帰したら、アップデート内容を楽しむとかはなく、居残り組の暴力で、即座に残骸へと変えられることを覚悟してください。
その他色々
・賞金首をPKしても、体力を0にする前に敗北濃厚と悟って手動ベイルアウトされると、懸賞金がもらえない
・初心者向けマップにわざと延々と居座り、初狩りをひたすら続けるプレイヤーをそのまま放置している
・チーミングで保険金詐欺、人数有利で一方的なPKを仕掛けるプレイヤーらも放置
・ソロで遊べるモードのボスが硬直して、全く動かなくなる
書こうと思えばいくらでもいけますが、この辺で辞めます。
個人的な感想
ガワだけ作り込んで、中身が無い。一部に刺さるような光るところもない。
大手IPのモンスターハンターや、同系列のロボットゲームであるメカブレイクやSAND、STEEL HUNTERSとカチ合わないように、ゲーム発売時期だけうまく調整してある。
元々、ドラゴンボールやSAOなど大手IPの信用切り売りが多かったが、直前の自社新規IPであるBLUE PROTOCOLでパブリッシャーとしての信用も大きく落としてから、このゲームの発売。
もはや言葉として書き表すことすら躊躇われる。
そういえば、せっかくゲームをプレイしたので、ロード中やゲーム内の雨イベント待ちの時など、SYNDUALITYアニメを見てたんですが、それなりに面白かったです。
めちゃくちゃ傑作って訳ではないですけど、他のメディアミックス作品も何か触ろうかな程度には。
でもね、みんな。SYNDUALITYシリーズは死んだんだ。
下火になっていたところを挽回どころか、死体蹴りみたいなヤバ呪物の発売により、もう・・・誰も・・・
あとがき
期待を込めて、発売日前にアーリーアクセスできる中で一番高いアルティメット版を購入しました。
でも、しばらくプレイしてこいつぁ相当ヤバいなと気づいて、人生初の返金を試みましたが、アーリーアクセスプレイしてるからダメって言われちゃいました。
悲しいね。
悲しみは言葉へと変わり、お気持ちを紡ぎます。
これ以上の犠牲はここで止める。
以上です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それじゃあアンインストールしてモンハンやるんで、みなさんまた禁足地でお会いしましょう。