前回きまぐれで書いたこちらの記事ですが、
予想以上の反響と、パチンコ打ってみたものの全然勝てないとのクレーム貴重なご意見をいただいたので、今回は話題の台を打った感想と、勝ち方?的な話を書いていきます。
また前回の記事同様、パチンコがメインのブログではないので、知ってる方には申し訳ないですが、右打ちを払い出しモードだったり、なるべく知らない人にも分かるような表現をしている点については、ご了承ください。
牙狼12を打ってきた感想

パチカス共にはおなじみの版権ですが、ほとんどの皆さんは牙狼と聞いてもピンと来る方は少ないと思います。
20年くらい前に初代ドラマが放送された特撮系の版権で、仮面ライダーとかニチアサの戦隊モノをイメージしてもらえれば大体あってます。
それらが、かなりダークなストーリーになったような感じですかね。
ドラマから劇場版やアニメ他、様々なメディアミックスで展開しているんですが、それらの中でも大きく知名度を上げたのは、やはりパチンコ。
特色としては他の台を圧倒する強烈な出玉性能を持つことで、ハイリスク・ハイリターンな台の代名詞みたいなもの。
それが今回、過去最高の出玉性能を実現した新台が作られ、打ってきたというところからが話の始まりになります。
e牙狼12黄金騎士極限の台説明
初心者向け
前回紹介したe東京喰種を上回る博打台。
ヘソに玉が入った後、約1/1750の確率で玉9000発≒3.6栄一の払い戻しがあり、そこから更に約3/4で当たりつづけるループに突入。
当たった時は約1/3で玉7500≒3栄一というとんでもない払い戻しを獲得でき、運さえよければ1~2時間で約40人弱の栄一を財布に詰め込むことができる。
パチカス向け
初当たりが2.5倍重い番長。
まず初当たり確率が約1/437.5で1500発。
そこから1/2取ればLTチャンスで、そこで更に1/2取ると7500発もらってLT突入。
突入後は約1/4で7500発継続、約1/2で1500発継続、約1/4で1500発もらって通常時に戻るゲームフロー。
LT入った時点で10500発の万発確定、あとはどれだけ継続しつつ7500発の当たり取れるかって勝負。
一応チャージもあるけど、他の台みたいに極低確率でLT昇格とかはない。300発だけもらえる。
e牙狼12黄金騎士極限の感想
極めて個人的なお気持ち
ぶっちゃけ面白くない。※1
単純に自分が原作をそこまで詳しく知らないので、全体的な演出に対して東京喰種みたいな思い入れとか無いのはあるとは思います。
でもね。そもそも今ある台の中で一番当たりにくいってのがあって、まず通常時がかなり虚無なんですね。

ひたすら金をつっこみつっこみしながら、マジでこんな顔しながら打ってます。
さらには、当たりの1/437.5をうまく引けたとしてもそこから1/2→1/2で合計1/4チャレンジを通さないといけなくて、運良く当たってもここからか・・・って感じでそんなにワクワクしないし、
このチャレンジやってる間ってごく短時間なので、ドキドキする時間も短い。
なんなら最後まであたっても払い出しモードの継続率約3/4で、そんなに長続きしないので、そのモードの演出を楽しめるとかもない。
パチンコを遊びとして見ると、まず楽しめるようなものではなく、牙狼という版権によほど思い入れが無い限りは、やたら時間かかる宝くじBOXとして見て間違いないです。
出玉性能はすごいです。スペックだけで見るとかなり強いのはそうなんですよ?
でも全然当たんねえし、当たっても最後まで行く確率低いので、ちょっと玉もらってハイまた最初から~ってなってキレそうになる。そんな感じです。
一瞬のドキドキや楽しさのピークを求めるだったり、低投資で一発勝負したいとかだったらいいんじゃないかなって思いました。
私は多分2度と打つこと無いと思います。
なんでそんなこと言うの?
・・・そんなにか?ネガティブすぎるだろ!?って人もいると思うので、数字でどんなもんか出します。
私が牙狼を打ったホールがクソすぎた場合を考慮して、
まず台データ検索で大型ホールをいくつか見ると、13時間営業で1台をフルで打ち続けた場合は多くて3200回ヘソに玉が入る(回転)ほど回されています。
つまり3200回転割るの13時間で、1時間につき246回転くらいですね。
くっそ単純に計算して、払い出しモードに入るまでの1/1750って確率の分母分回すだけで約7時間かかることになります。あくまで分母の数だけ回してるだけなので、7時間打ってもやれる確率は60%くらいですけどね。ハハハ!
もちろんこれは最後まで行ったときの確率の話なんで、最初の1/437.5を引く分母回すだけなら1.75時間ほどです。
でもまあ長いよねって。
あなたが遊びにいくとして、まず2時間弱座ってみてください、3分くらいは楽しめると思いますみたいなものを提示されて、よっしゃこれにしよう!とはならないですよね。
極端な話、ゲームで2時間くらいロード画面見せられて3分遊べる、さらにロード画面中は課金維持必要ですみたいなの、プレイするやつはいません。
基本的にパチンコって、払い出しモードの右やってるときが楽しいんですよ。
それを金をつっこみ続ける通常時を延々とやらせるって、ねえ・・・?
そんなに通常時が面白く感じられる演出のパチンコ台あるのかって無いよ、そんなもん。※2
e牙狼12黄金騎士極限を打った結果まとめ
盆もそんなやることないので、パチカスフレンズと共にパチ屋へ。
先に台のスペックは見てたので、特に牙狼は打ちたくなかったんですが、前回も登場した
・最近スロットにハマって、ギャンブルの負けを順調に増やすAくん
・嫁との約束を全然守らないBくん
がどうしても牙狼が打ちたいんや!今までの負けは牙狼で取り戻すんや!との世迷言※3をのたまっており、むしろこいつらがクソハマった時の顔が見てえなぁ!と思い、それを言葉にしたら叩かれながら同伴しました。
1日目。
盆なんて長期連休中なのに、玉がよくヘソに入るような(釘が良い)調整してるようなパチ屋があるわけねえだろ!!!
ということで溶けそうなほど暑い中で5店舗ほど巡り、ようやくギリギリ許せる釘している牙狼があったので、そこで打つことに。
既に台のデータランプには前任者達が散っていった歴史が残されており、漠然とした不安を抱きながら打ち始めた我々。
そこに襲い来るのは、やはり初当たり1/437.5という当たりにくさの重み。
開始して2時間経過して、3人共まったく当たる気配なく、ちょっと風を変えに外に出たりしてたら、ようやくAくんに当たりが来ました。
なんとそのまま1/4を引き、払い出しモードへと突入。
4万発を叩き出したのですが、私とBくんは何も変わらず。
そのまま閉店まで打ち続けて、ちょっとだけ玉は出ましたが、1日目は
Aくん:+8栄一
Bくん:-4栄一
私:-6栄一
という結果に。
Aくん&Bくんがクソ負けた顔が見てえと思ったバチが、強めに当たったということなんですね。
2日目からは俺こそが黄金騎士だッッ!って気持ちを少し持って打ちました。
2日目。
今のパチンコって1日で最悪20栄一くらい負けられるって前回の記事に書いたじゃないですか。
まさかあそこまで行くと思ってなかったんですけど、Aくんが-17栄一しました。
最初は全然当たらんじゃんwどうしたよwwとか言ってたんですけど、もう途中からそういうの言えない空気でしたね。
途中から牙狼の演出の声真似とかしてて、声大きいから完全にヤバい人でした。
さすがに震えたよね。
元からヤバいけど、パチンコはここまで人を破壊できるのかってね。
ここまでの結果はこんな感じ。
Aくん:-9栄一
Bくん:+5栄一
私:+2栄一
さり気なく、Aくん以外はなんとか払い出しモードへはたどり着き、満足行く出玉は出せました。
3日目。
Aくんはスロットへと旅立ったので、Bくんと2人で打ちました。
その日はBくんのヒキがよく、Bくんが3回、私が1回払い出しモードに到達し、最終結果は
Aくん:-16栄一
Bくん:+13栄一
私:+3栄一
でフィニッシュ。
終わった後の飲み屋で、Aくんは引くほど牙狼とアズレンにキレており、まあ前回は東京喰種で勝ったしねwと、カスみたいなフォローをかましたBくんと掴み合いして、実践は終わりました。
e牙狼12黄金騎士極限を今一度振り返る
面白くねえな!ってのが個人の感想なんですが、
冷静に考えると悪い台ではないんですね。
やっぱりパチンコ打つからにはリターンは欲しいわけで、その中でも一つのラインである10000発を超えるような出玉、いわゆる万発超えは既存の台の中でも最も簡単。
さらに25%で7500発を出せるというのは大きく、上振れた時だけを考えるならこれ以外に座るべき台はないでしょう。
あと延々と見ていた通常時の演出もそんなにヤバいわけではない。
これは当たるだろう!って熱い演出が簡単に外れまくったりで、演出バランスがイカれてるようなこともなく、バリエーションや見せ方も豊富で、悪くはないと思います。
最初はこき下ろしてたけど、なんか言われるとヤバそうだし、一応フォローしたのでこれで勘弁してくださいね?
というところで、e牙狼12黄金騎士極限の話は終わりです。
ボーダー理論の大切さについて
パチンコをやってしまったが、全然勝てないという人が出てしまったので・・・
勝てはしないんですが、長期的に見て負けが少しでもマシになるように書いていきたいと思います。
ボーダー理論については前回も少し書きましたが、もう一度。
ざっくりにはなりますが、店ごとの換金率などコミコミで、0.1栄一で玉が何個ヘソに入るか(何回転するのか)でボーダーがあり、それを超えるほど回れば確率が収束したときに、投資よりリターンが多くなるかという考え方です。
どの台なら、何回転かっていうのは
これを流し見する。
もう少し詳しく知りたいなら、台のページに飛んで全部読む。
そもそも、なぜボーダー理論が大事なのか
パチンコってまずヘソに玉を入れて、初当たりを引かないと話が始まりません。
でも当たるかは台がランダム抽選で決め、それをどう抽選してるかは人間が外から見ても分からないので、努力でなんとかできる要素はないです。※4
昔は全然当たらなくても確率分母の3倍くらい回すと、天井に達したってことで当たりを引ける台もあったんですが、今はほぼないですね。
なので、我々にできることはいかに安い投資でたくさん回せるか
=釘が良いだったり、ボーダー以上に回る台を選ぶしか有効な手立てはないです。
というと、かなり大枠の話になっちゃうので、もう少し具体的に書いてみます。
例えば1時間で玉を5000発打ち出せるボーダー20回転の台があるとして、
0.1栄一で20回回せる神台と、10回回せるクソ台があるとします。
確率収束するまで打ったとして、神台の方では収支は±0円です。
言ってみれば無料で遊べる台ということですね。
しかしクソ台の方がやばい。
神台の半分しか回らないので、5000発✕4円÷2として、1時間で1栄一をパチ屋にお支払いする期待値で遊ぶことになります。
これはまずい、非常にまずいですね。
実際にこの値はそこまで現実と大きく乖離しておらず、実践でもボーダーから1回転マイナスするたびに、時給でいうと0.1栄一ほど無駄にする期待値です。
パチンコを打ったことがある方はご存知の通り、今の時代にボーダー以上に回る台なんてのは、よほど大きなイベント日か、儲かってて客に還元できる余裕を持った大型店くらいしかない。
つまり、殆どのケースでパチンコを打つのは大きな金の無駄です。
1時間で1栄一マイナスは極端かと思いきや全然あるし、そんな金使う余裕ってみんなあるの?って感じ。
ボーダー理論の穴について
なぜ大事かはお話してきましたが、実は完全に正しいワケではありません。
というのも、これは確率の話だからです。
今のボーダー理論の話を完璧にしようとすると、確率が収束するまでパチンコを打ち続ける必要があります。
しかし、その収束にかかる回数が現実的ではない。
確率にはどうしてもばらつきが出てしまいます。
いわば上振れや下振れであり、1日単位で見ると当たり引きまくって大勝ちやその逆で大負けはありますね。
そういうのを収束させるために打ち続けるのは、個人がトライできる試行回数の限度を超えているという話です。
しかし、ちゃんと話をする場合は統計で考える必要が出てきてしまい、確率の信頼度や誤差~みたいな言葉出てきても、フワッとしすぎて煙に巻こうと書いてるようにしか見えないですよね。
なので結論だけ書きますが、確率の誤差や結果を誤信頼するリスクを1%に抑えたとしても、牙狼の1/1750という確率を収束させようとすると、必要な試行回数は約1.1億回必要です。生涯かけても無理だょミ☆
つまりボーダー理論という期待値を追っても、キッチリ収束させることは困難。
じゃあ無駄なのかというとそうではなく、ボーダーを超える期待値が高い台を回せば回すほど+になりやすいことは間違いないです。そこまで収束させなくてもいいしね。
なので打つのであれば、少しでも回る台を探して打ちましょう。
そもそも打ってて全然回らないと、画面が停止して無意味に玉を消費している時間が続いて、シンプルにストレス感じるし。
実際に打って確かめるとお金かかるので、釘読みができるようになるといいですね。
私はおおまかに回りそう、回らなそう~くらいしか分かんないですが。
あとがき
こういうこと書いてると、私がパチカスみたいな感じで捉えられるかもしれません。
間違いではないんですが、誰かと遊ぶ時の選択肢の1つ程度なんで、もう付き合いでしか打たないです。
なんでかってそりゃ~パチンコなんて勝てない遊びだからもあるけど、当たり確率が低すぎて全然当たらないし、当たってもすぐ終わるから娯楽としても面白くない。
どうしてもやりたいならスロットの方やればいいんじゃないかなと思います。
設定狙いとハイエナを徹底すれば、今の時代でも+にはなります。
でもその熱量や時間あるなら、真面目に本業で働いたり、もっと身につくような副業や遊びした方がいいですけどね。
あと、
・一昔前のよくわかんねえようなクソ回らないバラエティ機で、お金取られました系のクレーム
・私はパチンコで~円稼ぎましたみたいなマウント
はこれ以上受け付けません。これら以外ならウェルカム。
というところで今回の記事は以上です。
皆さんここまでお読みいただき、ありがとうございました。
※1:重ねて書きますが、個人的な感想です。
※2:シンエヴァは面白いと思う。パチンコ台ってこれと東京喰種だけでよくない?と思う。
※3:ギャンブルの負けをギャンブルで取り戻そうというのは考えが終わっており、余剰資金で遊びとして行うに留め、負け分は真面目に稼ぎましょう。
※4:細かいこというと、弱めに玉を弾いた方がヘソに玉が入りやすい?とかはあるけど、台や釘によるとしか言えない